ページ

2010年9月28日火曜日

プライドを捨てて、何も言われないあなたを作れ!!

必ず否定される理由


もしも、あなたが会議で「新しいアイデア」を提案したとする。
残念なことに、それはかなりの確率で否定されることになるだろう。
その理由は何か?

まず、あなたの地位が低いことがありそうだ。地位が高い人は、地位の低い人の提案に賛成すると自分の地位が価値のないものになったように感じることがある。
例えば、平社員なので上司から「アイツはまだ、業界の実態がわかっていない」と言われてしまう。否定したいのは「アイデア」の内容よりも、「アイツの存在」なのだ。

社長になれば否定されない


やがて、地位が高まるにつれ、上司の数が少なくなる。その分だけ否定される確率は減り、ついに社長になればほとんどの場合、誰も否定しなくなる。
ただし、子会社の社長や実はオーナーが君臨している雇われ社長は別だ。
やはり否定される確率はかなりある。「そんなアイデアなんかより、肝心の業績はどうなんだ」となるわけだ。そう考えると本当のトップにならなければ「否定」は避けられないということになる。
方法は二つ。サラリーマンとして上り詰めるか、起業してトップになるか。
果たしてそれ以外に本当に道はないのだろうか?

社長になれば解決するのだろうか


あらためて考えてみるとわかることがある。
それは、社長になっても否定される確率はたいして減らないということである。
なぜなら、いまのあなたが社長の発言に対して、否定的な考えを持つことがかなりの確率であるから。
もちろん、社長に向かって直接言うことはないだろう。それでも、否定的な考えを持ったことには間違いない。
実際に発言したか、発言しなかったかは問題ではない。それが、公の場であっても、そうでなくても同じことだ。

否定するのは上司の特権か


「否定」はいつも上司が部下にするのものではない。
まして、必ず発言が伴うものでもない。
「また思いつきが始まった」、「さすがについていけない」、「そのうち立ち消えになるさ」。部下が上司を否定するのに公式な発言を伴うことはまずない。そして、その考えを持っていることは本人にしかわからない。

今の自分と将来の自分


あなたがいま上司に対してそうしているように、あなたが上司になったところで、あなたの見えないところであなたの部下があなたを「否定」している確率はかなり高い。
つまり誰かに「否定」されるのは平社員だからとか、社長だからといった「役職」の問題ではないのだ。

「自己正当化」の始まり


やろうと思ったことをやらなかったとする。そうすると、やらない理由を並べてやらなかったことが正しいことであるかのように扱ってしまうことだ。
「新しいアイデア」のプロジェクトリーダーを引き受けてもいいかなと思った。
でも、引き受けなかった。

「非難」することで


すると「新しいことより、既存の売上を大事にしろって言ったばかりじゃないか」と上司を見始めるのだ。ついさっきまで「やろう」と思っていたのに、一言で言えば相手を「非難」することで、自分が「やらない」ことを正当化してしまっている。
この状態が「自己正当化」だという話だった。

誰にでも起こること


「自己正当化」は誰でもがよくやっていることだ。
初めて会う相手が困らないように地図をメールしてあげようと思った。
でも、しなかった。
メールをしてあげようと思った時は、思いやりの心を持っていたのに、メールをしないという選択をした途端に相手を「非難」し始める。

言い聞かせるように


「子供じゃないし、それくらいわかるだろう」、「地図なんて自分で用意するもんだ」、「そもそも、こっちは忙しいんだ」。
だから、メールをしなくてもよかったんだ。そうだ、よかったことにしよう。
どうだろう。これは、誰にでもあることじゃないか?

0 件のコメント:

コメントを投稿