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2009年12月18日金曜日

危険はいつもすぐそばにある

今日もいつも通り仕事をしていました。
休憩時間にある用があって、事務室に入ったら、私を見た社長に指摘を受けました。
「今野君、今日はずいぶんとくたびれた靴下を履いているね。
 その靴下では、何かけがをしても文句は言えないよ。」
私は、恥ずかしながら、その時は何度も洗濯してくたびれた靴下を履いていました。
スリッパの前の穴から先に靴下が出ていたのです。
 社長は、続けて言いました。
 「ハインニッヒの法則って知っているかい。1つの大きな事故が起こる背景には、
 29個の軽い事故があり、その先には300個もの【あやうく大惨事になる】傷害のない大事故
 が起きていたことになっているんだよ。つまり、いろんな要因から事故や災害が起きるんだから
 常に気にして行動するべきだよ。」と。
私は、「はい、ありがとうございます。気をつけます」と答えました。
ハインニッヒの法則とは・・・
 アメリカの損害保険会社にて技術・調査部の副部長をしていたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ1929年11月19日に出版された論文が法則の初出である。
 彼は、同一人物が起こした同一種類の労働災害5000件余を統計学的に調べ、計算し、以下のような法則を導いた。「災害」について現れた数値は「1:29:300」であった。その内訳として、「重傷」以上の災害が1件あったら、その背後には、29件の「軽傷」を伴う災害が起こり、300件もの「ヒヤリ・ハット」した(危うく大惨事になる)傷害のない災害が起きていたことになる。
 上記の対処法として、災害を防げば傷害はなくせる。
不安全行動と不安全状態をなくせば、災害も傷害もなくせる(職場の環境面の安全点検整備、特に、労働者の適正な採用、研修、監督、それらの経営者の責任をも言及している)。
 ちなみに危機管理とリスクマネジメントの事だけど・・
「危機管理」とは既に起きた事故や事件に対して、そこから受けるダメージをなるべく減らそうという発想である。
「リスク・マネジメント」とはこれから起きるかもしれない危険に対して、事前に対応しておこうという行動である。
どちらにも共通している所は、【未来に起きるであろう危機に対して予測して行動する所】である。
 常に仕事では危険がいっぱいである。いや、毎日の生活でも常に危険と隣り合わせである。
「先の先を考えて行動できるようになりたい」と思いました。

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